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なかいち通信

ハリとお灸の話

⑯ 置きバリか金粒か

置き針(パイオネックス)と金粒、どちらの方が効きますかという質問をよく受けます。

 

私は次のように使っています。

 

置き針は、最も痛む所や肝となるツボに貼ります。
長さ0.3ミリのハリが付いており、強い刺激となるため、数を絞って使っています。

 

皮膚を破ることで、体内に負傷電流が発生し、これが血液循環を改善し、
自然治癒力を強化すると考えられています。

 

また、痛む所に貼ることで、針の刺激が脳に伝わり、モルヒネ様物質の分泌を促し、
鎮痛効果が期待できます。

 

一方、金粒は、直径1.2ミリの金メッキしたステンレス製の粒です。
皮膚は破らず弱い刺激となります。痛みやコリなど、気になる所へいくつでも、
シップ感覚で貼っています。

 

金粒の持続的な圧刺激が、交感神経の緊張を鎮め、痛みをやわらげてくれます。
また、張った筋肉の緊張を緩め、血行を良くし、コリをほぐすと考えられています。