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なかいち通信

ハリとお灸の話

② ハリと鎮痛作用

ハリをすると痛みが鎮まります。

 

何故でしょうか。

 

現代医学によればハリをすると神経の反射を介し、痛む局所の血流が改善し、
ヒスタミンやセロトニンなどの発痛物質が排除され、鎮痛すると考えられています。

 

かたや東洋医学では、「通ずれば痛まず」と考えます。


どういうことかと言えば、中国の先人は長い年月の体験をとおし、
人体に栄養をめぐらせている経絡の存在を明らかにしました。
また、そこを流れる気・血が滞ると痛みや病気を引き起こすことを割り出しました。

 

そして、体表面のしかるべき経穴(ツボ)にハリをすると、
気のめぐりが良くなり、気・血の滞りが改善し、
痛みが取れるという事例を数多く積み上げてきたのです。

 

その結果が「通ずれば痛まず」という訳なのです。